月刊ハコメガネマガジン

好物はカレー。

2016-01-01から1年間の記事一覧

狭い世界での攻防の話

9マス将棋なるものがあるらしい。 通常将棋は9×9の81マス40の駒で戦うゲームであるが、9マス将棋は3×3の9マス、駒の数は2~6個ととてもミニマムなものらしい。 通常の将棋より短時間で遊べる、そもそも場所を取らないからお手軽、でもすごく難…

欲望の獣を飼いならす話

私の嗜好品の買い物スタイルは、最近、「寝かせる」ことにしている。 多趣味といえば聞こえはいいが、単純に何匹猫が死んだのかわからないレベルの好奇心をしている、熱しやすく冷めにくい非常に厄介な性格だとその昔自己分析の結果が返って来た。その当時は…

カープの優勝における我が社への影響についての話

えー本日はウチの仕事はお休みです。社内の祝勝会の準備をしてください。 …いや、会社の行事の準備をするならそれは立派な仕事ではないのだろうか。 という至極まっとうなツッコミは右から左に華麗にスルーされてしまい、私の部署は25年ぶりにリーグ優勝を…

松来未祐という声優の話

この話は長くなりそう…な上に、自分でもどうかと思う内容になりそうなので。 しれっと更新。さらっと流すことを推奨。

豊の華麗なる休日の話

家を整理していたら、DVDがゴロゴロと出てきて、なんだろうと思って見てみたら、昔懐かし「トリビアの泉」だった。というわけで本日は一日トリビアの泉を見ていながらの生活であった。 私は気に入ったバラエティを繰り返しみるという習性があり、それの代表…

昔の自分と今の自分を比べる話

ほぼ日で、「就活は、楽しい。」という記事が連載されている。 www.1101.com もう連載6回目で、あしたの更新で最後になるのだが、ほぼ日のいいところは、過去分の記事を検索すればいつでも読めるってとこだ。 ほぼ日は今までにも就職について取り扱ってきた…

目は口ほどにはモノを言わない話

アイコンタクト、という意志伝達手段がある。所謂ボディランゲージの1つであるが、目の動きだけでメッセージのやりとりをするという、極めて高度、極めて難解なものだ。 アイコンタクトが用いられる場面というものは、往々にして緊急度が高く、かつ隠密性の…

飲み代オンリーで限度額に迫る話

「2000円出せ」 ほぼ恫喝である。ほぼというより、まるっきりカツアゲだ。法と倫理が支配するこの現代日本で、このような凶行がまかり通ると思っておるのかこの男は。片腹痛いわ。 結論から言うと通った。何の事はない、飲み代の請求である。盛大に飲みあげ…

孤独な戦いは時に人に誤解を与えてしまうという話

水曜どうでしょうに「対決列島」という企画がある。 私のことを少しでも知っている人間は、私が頭に「馬鹿」のつくぐらい水曜どうでしょうが好きなことを知っているだろう。作業中に水曜どうでしょうを流していれば、別に画面を見ていなくても画が浮かんでく…

UNOに見るカードゲームのユーザビリティの話

UNOというゲームがある。パーティゲームの定番とも言え、もちろん一人では出来ない。 昔お一人様○○という一人で何かに挑戦する企画物に参加したことがある。参加者はお一人様焼き肉や、お一人様カラオケなど定番のものから、変わったところではお一人様桃…

朝帰りの裏に隠された真実を突き止める話

Dreams Come Trueである。夢は必ず来るのである。違う。歌手の話だ。 私の世代からは若干外れている、というより、私の少年・青年時代は音楽と無縁であった為、知識が一般人に比べれば乏しいので、まったく当てにはならないのだが。それでも、音楽知識が乏し…

結局そのまま食べるのが一番美味しいという話

突然だが、私の田舎では、梨を作っている。 秋の季語としても有名な梨であるが、近年は一年中お目にかかれる。ハウス栽培とはかくも画期的な発明であったと思う。だが、実際にやってみればわかるが、燃料代や維持費はバカにできないものである。 農業とは意…

人との買い物は気を使うという話

雑貨屋で3時間潰せる私は、人との買い物に向いていない。 控えめに「潰せる」と書いたが、正しくは、「潰れる」である。決して無理矢理ではなく、気がついたら時間が経っているのだ。我ながらびっくりする。待ち合わせの時間の前に少し寄ってみようと立ち寄…

甘いモノと安売りと女の子の話

先日、仕事帰りに街をぶらついていたら、工場直販のアウトレットセールをしていた。 要するに規格外品を安売りする屋台である。人だかりができていたのでなんだだなんだと興味本位に覗いてみたら、やっていた。野次馬根性がプラスの方向に働いた珍しいケース…

呼び方は無邪気に人に刃を立てるという話

小学生の間で、今もポケモンは人気なのか。 ニュースを見ていて、ふとそんな疑問が湧いた。興味本意だ。 私が小学生の頃のポケモンといえば、完全にステータスだった。伝説のポケモンを所持している人間は位が高く、伝説のポケモンを並べても勝てないポケモ…

夜中に屋根に上るのは危険だから気をつけろという話

8月31日と言えば、夜中にプールに忍び込むもの、と相場は決まっている。 無論、30過ぎの男が中学校の立て付けの悪い更衣室のドアノブを無理やりこじ開けてプールに侵入、トランクス一枚で遊んでいれば、それはまごうことなき犯罪行為であり、情状酌量の余地…

感想文 「君の名は。」

この話題は少々ネタバレを含んでいるので、ご注意いただきたい。できれば、一度本編を見てからお読みいただきたい。 また、普段ネタに走ってばっかりで、オチが付くように話をまとめているのだが、今回に限ってはそういうの、ない。山はあるかもしれないが、…

物語には核があるという話

物語を読んでいると、しばしば「核」となる部分に気づくことがある。 物語の作り方には何通りか作り方がある。それは、「これ」を書きたかったからこの物語を書いたんだという核先行型の書き方や、とりあえず書き出してみて自分でもどっちに転がるかわからな…

罪深きイガグリ頭の話

アイスが美味しい季節が終わろうとしている。 毎年のごとく猛暑猛暑だと騒ぎ立て、まぁ実際猛暑だと思う。ニュースなんか見ててもどこどこで40度を超えました!とか、熱中症に気をつけてください!とか話題に事欠くことはない。 だが広島在住休みの日は極…

私は静かに、眠りたいという話

いびきという存在にいつも不思議に思うことがある。 私自身、あまりいびきをかかない。大酒をかっくらって寝ても、二徹明けで死んだように寝ても、どれだけ疲れていようと体調が悪かろうと、いびき歯ぎしり寝言のたぐいは聞いたことがないらしい。家族と友人…

目からローションが溢れ出る話

一人で映画に行くことがない。 こと他人とのコミュニケーションにおいて、映画の話題というものは非常に都合がいい。時事ネタでもあるし、芸能界のことに興味がなくても、文学・芸術的な側面からの意見も交えることが出来る。情報番組でも取り扱われるし、一…

お蕎麦に対して距離感を感じる話

蕎麦に馴染みがない。 お前一回自分のブログの題名を読み返してみろよと言われんばかりのカミングアウトだが、蕎麦の文化圏ではないので仕方ない。西日本、中でも広島あたりは完全にうどん圏である。そんな言葉あるのかは知らない。 うどんの中でも大多数は…

焼酎の梅干し割もなかなか美味しいという話

いつの間にか好きなものが変化するというのはままあることである。 流行り廃りもあるだろうし、知識が増え、見聞が広がり、「一番好きなもの」が変わることもあるだろう。恋愛から食べ物に至るまで、人の好みは千差万別、それが個性というものだからだ。 そ…

繰り返される日々に油断してはならないという話

この日常は、繰り返している。 いきなりループものの小説を書き始めたわけではない。自分自身がエンドレスエイトな状態に陥ったわけでもない。そういえば季節といえば季節ですね。エンドレスエイト。今の若い人にはわからないと言われてショックだったのです…

カレーの甘さは可能性の塊なのかもしれないという話

最近まで、カレーというものは辛くあるべきものであり、甘いカレーなど言語道断であると思っていた。甘いカレーの存在について興味がなかったのだ。 そも、辛さという定義もよくよく考えれば主観的なものであり、その定義の仕方は人によって異なる。万人に共…

自らの経験に学ぶことは決して常識を学ぶことではないという話

「オロナイン? なにそれ?」 たまげた。 いや、つい方言が出てしまったが、オロナインを知らない人間が居ることが信じられなかった。それも自分より上の世代でだ。若い人なら知らないこともあるだろうが。 オロナイン、正式名称をオロナインH軟膏という、ま…

若干ではあるが考えても無駄だということもわかっていたという話

体力配分というものは、とかく重要なものだと思う。 それは、陸上競技なんかで使う短期的なものから、漫画を描くといった長期的な意味合いのものまで様々である。 常に一定以上のパフォーマンスを発揮し、ここぞという場面では、潜在能力以上の力を発揮する…

地方民にとっての「東京」はとかく広大であるという話

我々は「東京」という言葉を、随分と広い意味で使いすぎているのではないだろうかとふと思った。 例えば、東京ディズニーランドである。随分と有名な話ではあるが、ランドは東京にはない。千葉の浦安である。だが、東京という名前を関している。これはもはや…

アウトプットノウハウを有効活用しきれない話

鞄の中から「トランプ」とだけ書かれたメモが発見され、はて。私はそんなに海外興味があっただろうか。しかも無造作に人名だけ書いて一体何がしたかったのだろうかと三秒ぐらい考えた。が、真相は何の事はない。旅行に持っていくものを忘れないようにメモし…

夢中になると物事が一切見えなくなるという話

ペットショップについて語ろうと思う。 命あるものをどうこう、ペットとしての意義がどうこう、動物保護団体がどうこうという話は書く気がない。というか、こんな毒にも薬にもならない、己が主張なんてあろうはずがないのんべんだらりと日々を書きなぐってる…