月刊ハコメガネマガジン

好物はカレー。

日記

「味玉100円が高い」という主張に対して反論する話

「味玉を抱きたい」 春になってもいないのに、また豊がトチ狂ったことを言い出したと思われている。仕方がない。卵ならまだ有機物であり、わずかながらも生命の可能性がある。だからと言って、「抱かれたい」は一般的に考えておかしいのだが、世の中には様々…

本日は通勤途中に2回滑った話

今年の冬は寒いらしい。 もう1月も終わり、2月に入ろうかというこの時期に一体何を今更のたまっているのかと訝しげな視線を向けられる諸兄、貴方は正しい。私とて今更何を言っているんだと自分でも思う。 暑さに弱いからと言って寒さに強いわけではない。そ…

人と違ったものを持っているということは決して羨ましいことではないという話

リコーダーという楽器がある。 昨今の小学校事情はよく知らないのだが、少なくとも私が小学校の時分は、音楽の授業で扱う楽器はリコーダーだったため、児童全員がもれなくリコーダーを持っていた。 こういった、「授業に使う道具」シリーズの最大の問題は、…

年越しの瞬間は、必死にコントローラーを振っていた話

年が明けた。 現在は2018年であり、平成30年であり、1月4日であり、お正月気分も抜け切らない時分で、みんなどことなく目の焦点があってない感じでパソコンとにらめっこをしている平日の昼下がりである。 「お疲れ様です」が「新年あけましておめでとうござ…

引き出物の皿が重いという話

結婚式ラッシュが一段落した。 男は大体28~30にかけて、女は20代中盤にかけて、まあ俗にいう結婚式ラッシュというものが来る。 年齢的なものは世代によっては多少前後するだろうし、自分の前の職場の豪気なやつは「20でデキ婚よ、ガハハ」とかのたまってた…

頼まれたことも頼んだこともない話

一昔前に、「推薦状」というものが流行った。 いやまあ、未だに大学(特に理系の)に行くと、就職に際しての推薦状の話なんかが出てくるものだから、別に流行り廃りのあるものじゃなく、コンテンツとして一地位を確立させているものなのだろう。幸か不幸か、…

地方にそんなニッチな場があるとも思えないのだけども

なんというか、読書会ってのはこんなつまらないものなのかと嘆息した次第である。 そもそも「読書」というものは、基本的に閉じた世界だ。他人とのコミュニケーションは読書という行為の前か後にしかないのであって、そういった意味で、読書におけるコミュニ…

ようやく落ち着きました

ようやっとのことでデスマーチが終わりを告げ、「ああ春だなぁ」と感じる心の余裕ができました。まぁしばらくは突発的な仕事が入るかもしれませんが、とりあえず今年も冬を越すことができました。 こうやって書いていると、この文明が発達した21世紀において…

できるビジネスパーソン

出来るビジネスパーソンは、時間を無駄にしない。 生きとし生けるものに関して、時間は平等であり、人のなせることには限界がある以上、時間効率においては限界があり、それをあげることこそが生産性をあげることに直結し、つまりは出来るビジネスパーソンと…

金縛りとポルターガイスト

金縛りにあったことがない。 いや、「俺今日金縛りにあったんだ! 羨ましいだろう!」という言葉がおかしいのは重々承知している。自慢したがりの小学生でももう少しマシな謳い文句を思いつくだろう。世間一般の常識で金縛りというものはあまり良くないイメ…

あけてました

メールで、いつまで「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」と言い続けなければならないのだろうか。 止め時がわからないのだ。大体はこの三連休が明けるころには、松の内を迎え鏡開きが見えてくる。流石に鏡開きの時分となって…

はがす

背中の方で、肩を回して手が組めますか? ほら、こうやって。 と言われ、「そんなもん楽勝だ」と思ってやったら意外にキツくて、しばらくショックだった。 いや、言い訳をさせてもらえるならば、昔はできていたのだ。肩周りの筋肉が硬いだの何だの、これがで…

大晦日にて

あっという間に大晦日。あっという間に2016年が終わろうとしている。 年をとると月日の流れが早く感じるとはよく言ったもので、その言葉には諸手を挙げて賛成する。思うに、新鮮な驚きが少なく、日々を「繰り返す」ことが加速感を煽っているのだろうと思う。…

アドレスの歴史は人生の縮図である可能性について

人はみな、痛いアドレスを持っているものだと思う。 それは、私たちの年代ともなれば、大体が過去のものだろうとは思うが、1つ2つぐらい黒歴史と呼ばれるアドレスを作ったことがあるだろう。 私が「メールアドレス」というものを初めて作ったのは、高校生の…

意識の外へ

人は、刺激に対して、慣れる生き物である。 悲しいかな、喉元過ぎれば熱さ忘れる、それは別に加齢によるものではない。人は確かに「閃き」を持っているが、それが記憶として定着し、形にできるのは、ごく一部の才能を持った人間である。 先日、こんなことが…

寒いからお外でたくない話

この休日はずっと「アマツツミ」をやっておった。 パープルソフトウェアと言えば、なかなかに老舗、それでいてコンスタントに新作を発表している、斜陽と言われるこの業界の中でもなかなかに存在感のあるソフトハウスである。個人の感想だ。 世間では冬一色…

「辛いものが好きな人はMだ」って先輩が言ってた

「辛ラーメン」である。 長い間、私はこれを「からーめん」と読んでいた。読んでいただけでは飽き足らず、普通にそう人前で発言していた。恥ずかしいことこの上ない。終いには「かららーめん」と素直に読んだ上に、「ら」が重なるとかっこ悪いと感じて勝手に…

「た、食べてみる…?」としか言えませんでした

あるイベントで「ペットと一緒に食べられる食事」というものを知った。そのイベントで取り上げられていたのは犬用のビーフジャーキーだったが、調べてみれば色々とあるようだ。 考えてみれば、別に普通のペットフードを食べたところで死にはしないだろう。原…

いつだって評価の基準は他人である

さむい。 いやまぁ気がついたらすでに11月だし、寒くないわけがないんだが、どうにも「春」と「秋」については、油断しているフシがある。どちらも「冬」と「夏」の延長線上で過ごせてしまうからなのだろう。それで、「夏」から「秋」へ、引き返せないくらい…

結局サンもムーンも予約させられた話

はろいんなのはろいん! 無邪気にそう言い放つ幼稚園年長組の姪をみて、私は頭を抱えた。昨今のハロウィンブームは幼稚園にまで進出していた。その姉は呑気に「トリック・オア・トリート」と呪文のようにつぶやき、私と同年代である母親は「ハロウィンってお…

女性に野球ネタは通じ辛い

居酒屋の注文は野球である。 なるほど、と膝を打った。確かに居酒屋のオーダーは打線に似ている。試合展開を読んで臨機応変に代打や代走を掛けるのにも似ている。投手の采配は回によって変わる。セオリーというものがあり、メニューそれぞれには暗に与えられ…

本日の夜は

名作というものは何度見ても名作である。それが名作たる条件である。 という有名な一説がありますが、冷静になって考えてみると、ニワトリタマゴもいいところで、んじゃあ新たに名作を作るためにはどうすればいいかという問いには一切答えてないところがナイ…

幸せの青い鳥

いいことないかなぁと日々を過ごしていても、多分そんないいことはない。いいこと、嬉しいことは自分から作りに行かなければならないという偉人の言葉がある。まったくもってそのとおりだと思う。 まったくもってそのとおりだとは思うのだが、流石にそれで「…

肩こりデイズ

肩こりと付き合うようになったのはいつの頃からだろうか。 三十歳ともなると、段々と身体に不調が出てくる。それは世の常人の常であり、引きこもりだろうがガテン系のマッチョだろうが同じだ。引きこもりには引きこもりの、マッチョにはマッチョの身体的悩み…

みまちがいといいまつがい

果たして、「ノーバン」という言葉は、市民権を得ている言葉なのだろうか。 個人的な見解を言わせてもらえば、未だ市民権を得ていないように思う。ノーバンというのは、ノーバウンド、要するに地面につかずに目標から目標に対象を移動させることを指す。小学…

すっかりと

秋の季節を感じるようになってきたと思ったらしっかり暑い。 内定式という名のスーツを強引に着させる行事ではもはや拷問に感じる。まだシャツとノーネクタイでいいではないか。世の中はスーパークールビズだ。何がどうスーパーなのかは経産省に聞いていただ…

栄養のあるものの話

世間一般で言う、「栄養のあるもの」とは一体何なのか。 一人暮らしを初めて結構経つが、未だに「栄養」の概念がわからない。小学校・中学校時代の家庭科では、類まれなる料理スキルを発揮していながら、座学はさっぱりだったため、たんぱく質や脂肪、ミネラ…

妄想という名のリスクヘッジについての話

ゾンビに無限の可能性を感じる。 言わずもがな、私という存在は高校二年生から妄想の質がまったく進化しておらず、退屈な会議の最中にボーッと何を考えているかと思えば、もしこの会議室にテロリストが乗り込んできた場合の対処方法であるし、そうなった場合…

道路に落ちているものはほぼ危険物であるという話

とにかく道には色々なものが落ちている。 ロールプレイングゲームの話ではない。まあ、あのシステムにも色々突っ込みたいところはある。道に「落ちて」いる薬草や毒消し草は、そこに「生えて」いるのではないかとか、それをそのまま使うのかよとか、その他の…

おかずのみ二つ買えばいいんじゃないかという話

弁当屋で悩むのだ。 弁当屋で悩まず注文できた試しがない。今日は上天丼だ、豪勢にエビ二本付けてやろうとほくそ笑んで弁当屋の自動ドアをくぐった瞬間、肉野菜炒め弁当を持った客とすれ違い、その食欲をそそる香りで一瞬にしてエビが駆逐され、メニューの海…