ハコメガネマガジン

味噌ラーメンにコーンバターを認めない人もいる

2019年になっても学ぶことは多いという話

新年明けましておめでとうございます。


…という挨拶は一体いつまで有効なのだろうか。という話題は何年か前にやった記憶があるので今年はスルー致します。ぶっちゃけ1月7日現在で、早くも違和感がある。こちとら新年明けてから忙しく遊び呆けていたのだ。全力でお正月を満喫していたのだ。年末に挙げたイベントを一つ残らずこなしたら、3キロもの体重増加と若干の「飽き」が来ました。

お正月イベントも程々にしておかないと、義務感が生まれ始めます。何事もそうですが。

ところで、年末年始にいろいろな人とお会いいたしまして。懐かしい方から、一年間お世話になった方、お前一週間前に会ったじゃねぇかという方まで様々。

久しぶりに顔を合わすと、積もる話に花が咲くわけですが、中には手土産まで持参してくださる仏のような方もいらっしゃいます。

ああお久し振りですどうもどうもいやいや、え、悪いですよこんないただけません、あらーもう悪いですわぁありがとうございますおほほほほと流れるような動作で手土産を頂戴し、何故か若干オネエ言葉になってしまうのは世の常人の常なのでしょう。文章だけ読んで情景が思い浮かんだ貴方は自然です。

いただくものはほとんどがお菓子とか特産品なんですが、やっぱりセンスが出ますよね。

お土産選びって、鉄則として相手の生活環境や、趣味を知って行うものだと思うのです。

初めてお会いする方や、しばらく連絡していなかった方に会うときは、相手の好みがわからない、家族構成もわからない、となれば、常温で持って行って日持ちもするもの、見栄えのするもの…となり、条件に合致するのがお菓子の詰合せ、せんべいやあられとか、クッキーとかチョコになりがちです。いえ、別にディスってるわけではないんですよ。お菓子好きですし。少なくとも「こんなもんもらってもなぁ」ってならないですから。結婚式の引出物の話は今は忘れましょう。

気心が知れている仲であれば、「冷凍だと味が落ちるから冷蔵の広島風お好み焼き買ってきて!8枚!」みたいな要求もできるわけです。いいんですけど、8枚って何。君のとこ奥さんと二人暮らしじゃなかったっけ? 4食分? 冷蔵で? 大丈夫?

中には、ツイッターを見ていて、「これ好きって言ってたから」とかいう理由でピンポイントに自分の欲しいものを差し入れてくれる控えめに言って神様か何かかなと思う人も割といます。

久方ぶりに会う大学の先輩に、そんな神様がおりまして、今回おみやげを貰ったんですよ。

 

 

 

ホント神様じゃないだろうか。

一応解説して置きますと、LUSHのボディーソープです。おたかいんですのよ。

いえ、そりゃ、広島にだってお店はあるんですよ。普通に買えるんですよ。ただね、お店がもうスイーツショップ以上に女性客しかいなくて、チキンな自分は一人じゃ足を踏み入れることすらできないんですよ。いや別に入っちゃいけないわけじゃないんですけど、女性下着売り場と同レベルに入りにくい。女の子と一緒でも若干二の足踏むレベルです。

通販だって、香りを実際に確かめられないから安牌のものしか買えないんですよ。

そんなお高い上に、(個人的に)手に入りにくいものを「この香りいいと思うから使って~」といただいてしまいまして。旦那さんがいなけりゃ惚れてたところです。神か(2回目)

で、家に帰って早速開けてみたらちょっと甘すぎるかとも思えるものの、いい香りです。おおこりゃいいじゃないかと小躍りしたら。


まさかの、ラメ入り。

 

皆さん、想像してみてください。

30代なかばの180cmオーバーの大男が、ラメ入りボディーソープを使って、一日中腕やら足やらが煌めいているその姿を。もう公序良俗に反するとかそういうレベルでなく、近隣に不審者情報が緊急メールで流される勢いですよ。

気持ちはありがたいのですが、そっと先輩へ返品致しました。

よいですか皆さん。

2019年最初の教訓は、手土産は、相手のニーズを推し量れてこそ一流です。


惚れなくてよかった。

 

年末のご挨拶の話

というわけで年の瀬、仕事納めでございます。
皆様本年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


と、形式張った年末のご挨拶を打ち立て、今年の責務も無事終了、オーバードーズした開放感に多幸感が溢れておりますが、皆様年末年始はいかがお過ごしでしょうか。

豊さんのここ数年のお決まりのコースは、ひたすら引きこもった挙げ句に初詣だけ行って、いつの間にか仕事始めを迎えるというもう目を覆わんばかりの悲惨な休みを送っておりましたが、今年はなんと9連休ですよ9連休。社会人になってからそんな休んだ記憶すらないのですが、とにかく長期休暇。流石にダラダラ過ごすのはまずかろうと一念発起、平成最後のお正月は、型にはまったお決まりのお正月を過ごすことを決意いたしました。

というわけで年末年始イベントリスト!

・大掃除する
・おせち作る
・正月飾りをする
・テレビ見ながら年越しそばを食べる
・初詣行く
・初売りで福袋を買う
・麻雀する
・友人と飲む
・ひたすらテレビのお笑い番組を見る

ええ、書き出すだけで夢が膨らみますね! 9連休ってすごい!

ま、独り身で8畳1LDKの我が家でこれをやると、ちょっと孤独に耐えられそうにないので、おとなしく実家に帰ろうと思います。いい加減帰ってこいとお叱りをいただいておりますのでね。ちょっくら豪雪地帯に里帰りいたします。例年は「雪がひどくなったら帰れなくなる!」という危機感もあったのですが、今年は休みが長い分リカバリが効きますから。

もう一つの案で、年末年始ずっと東京で過ごすーとか、温泉宿で優雅に年越すーとかあったんですが、計算したらお金がとんでもない勢いで召されることが判明したので断念しました。地方の中小企業のボーナスでは太刀打ちできなかったよママ。

そんなこんなで、今年の更新はこちらで終了、新年はまたネタを引っさげて参上したいと思います。

全国的に寒さがひどいことになりそうですが、皆様良いお年をお迎えください。

 

うちの両親は両方共大音量であるという話

カプセルホテルに、過去何度か泊まったことがある。


今どきのカプセルホテルというのは、それこそ昔のドラマや漫画で出てくるような上下二段にずらりと口を開けて並んでいるような、安いSFの宇宙船のような外観ではなく、デザインという名のもとに、機能性とプライバシーを重視して作られている。もちろん、明かりだって煌々とオレンジ色に浮かび上がる裸電球でなく、間接照明が薄暗い感じでフロアを照らしています。

イメージの乖離というものは、多分どんなことにもあって、ステレオタイプなカプセルホテルなんて、もしかしたらどこにもないのかもしれない。

終電を逃したヨレヨレのサラリーマンの代わりに、お前明らかにカプセルに入らねぇだろというガタイの良い外国人が肩で風を切って歩き、特に東京や京都のカプセルホテルやゲストハウスは、多国籍の様相を呈しているらしい。いや、自分が東京のカプセルホテルに泊まったときだって、聞こえてくるのは英語とドイツ語と韓国語で、正直日本語なんて全く聞こえてこなかったので、これは正しい情報なんだろうと思う。

別にそれがどうこうというつもりはまったくなく、いやまぁ流石にカプセルホテルの共用部でホットプレートを持ち出してチヂミ焼き始めたグループはどうかと思わないでもないんですけど、そこらへんの雑多な感じがカプセルホテルですよね。ええ、褒めてはいませんあしからず。

しかしですね、一番の問題は別にあります。

問題は、いびきです。

いえ、根が深い問題。これはとても根が深い問題だと思うのですよ。言うならば人類共通の、場合によっては命にも関わる重大な問題だと認識しています。神はバベルの塔の不遜に怒り、人々の言語を様々に分けたと言われていますが、いびきを分けることはしなかった。いやまぁ言葉じゃないですから、分けるもクソもないことは百も承知なわけですが。とにかく日本人だろうと外国人だろうとうるさいものはうるさい。

ええ、大学生の時分から不眠症(熟眠障害)を患っている身ですので、睡眠環境に物申したいのはやまやまなんですが、カプセルホテル選んでるのは自分自身ですからね。普通のホテル選べばいいだけなので、「うるさいから静かにしろ」みたいなことは申し上げません。

いびきをどうのというのは、耳栓したり何なりで対応すればいいっちゃいいのです。個人的に耳栓なんかする時になっちゃって眠れないタイプ、いやそもそもカプセルホテル泊まるとかプライベートの旅行の時ぐらいでして、テンション上がっちゃってだいたい寝れないので(小学生)、どうしても耳に入ってくるんですけど、まぁこれが気になる。

繰り返しますが、五月蝿さに辟易しているわけではないのです。

心配しているのはですね、無呼吸症候群なんですよ。

カプセルホテルなんてね、妙齢のお姉さんなんていやしないんですよ。少なくとも豊さんが泊まるようなところには。必然的におっさんばっかりと相成りまして、いびきのオンパレードです。

で、やっぱり多少なりとも聞こえてしまうじゃないですか。いきなり止まったら気になるじゃないですか。おいこいつ死んでんじゃねぇのかって。

しかもそれが複数人で大合唱ですからね。安否確認が大変。こちとらいびきだけで個体判別してるんだよ。もうちょっとわかりやすく…新個体だと!? みたいな。

先日もですね、スーパー銭湯の仮眠スペース(終電逃した)で寝転がりながらソシャゲしてましたらですね、やっぱり聞こえてまいりまして。

スーパー銭湯の仮眠スペースって、要するにかなりオープンなスペースで、区切られているわけでもないですし、防犯上全くのザルな状態なので、みんな着の身着のまま寝てるんですね。

これが一体どういうことかというとですね、つまりは無呼吸症候群の患者の皆さまを直接見守ることができるわけですよ!

おおこれはちょっとテンションが上ってきたぞということで、薄暗い仮眠スペースをうろうろと回りまして、皆様の無事を確認して回っているとですね。


普通に警備員呼ばれた。


冷静に考えれば怪しすぎますよね。仮眠スペースをウロウロする男。明らかに犯罪臭しかしません。ええ。それは私もそう思います。

かくして、煌々と明かりの灯る事務所へ連行されまして、「無呼吸症候群の方が気になりまして」「は?」というやり取りを延々と続け、朝までかかってようやく釈放されました。イヤホント警察呼ばれなくてよかったんですけど、僕の主張を聞く警備員の方々の冷めた目線はしばらく忘れそうにありません。

もういびきに意識を向けないように固く心に誓ったのですが、そうするとただ五月蝿い騒音になるというジレンマ。

やっぱ五月蝿いですよね、いびき。

 

TPOの間違いでTOPって言っちゃうことがあるけど、意味考えたら別に順不同だから間違いではないんだよねと気づいた話

なお、言葉の意味としては間違いじゃないとしても、「単語」としては間違っています。

 

TPOに合わせろ、という大変ありがたいお言葉がありまして。

要するにTime(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)に合わせた服装、立ち振舞いをせよ。ということですね。冠婚葬祭の場でよく耳にします。

言う方はね、これ以上なく便利な言葉なわけです。いちいち服の色、種類、形状、アクセサリの有無なんかを指定する必要もなく。バシッと「TPOに合わせた服装で来てください」と一言言ってしまえば良いのですから。

ですが受け取る方はちょっと面食らうことが多いように思います。そもそも、TPOに合わせた服装で来い、なんてことを言われる時点で、「こいつは放っておいたらTPOにそぐわない格好をしてくる」と少なからず思われているわけですよ。失礼な話です。

個人的には受け取り側に判断を委ねつつ、その実言ったほうが判定権を握っているようなこの言葉は、正直好きではないのですが。

先日、職場でソフトボール大会が開催された時に、何を隠そうこの私が発言されてしまいましてですね。

このソフトボール大会という代物、一週間のうち安息日である日曜日に職場懇親の目的で部対抗でトーナメント戦を丸一日かけて行い、夕方からはバーベキューをやらかすという、もうキリスト教徒なら文字通り神に背くような行いでして、別にキリスト教徒でもなんでもないんですけど、この日ばかりは聖人君子の豊さんといえど、発案したやつの頭に旧約聖書落ちてこないかなと不謹慎なことを考えてしまうというものです。

そんな全くもってやる気のかけらもない、休日一日潰してお金も全く出ない、休息も全くできない、本当に存在意義が見つからない日に向けて、「ちゃんとTPOに合わせた格好で来いよ」と念押しされたわけですね。状況説明終了。

さぁ難問でございます。TPOに合わせた? 別にこのソフトボール大会は初参加でも何でもなく、毎年毎年死んだ魚のような濁った眼で参加しておりますし、格好だってカジュアルになりすぎず、さりとて運動する気の全く無いクロックスやジーパンなんかを避け、ごくごく普通の、スニーカーに薄手のヒートテック、ポロシャツ、スエットぐらいの無難な格好で参加した記憶があるのですが、これがNGだったと? マジですか。

となると、どういう格好で臨めば良いのか。「お前なんだその中途半端なやる気は!」というお叱りの意味であるならば、ハーフパンツにハードタイツ、アンダーアーマーにレプリカユニフォームで固めた装備でスパイクまで装備して臨むべきなのだろうか。いや、流石にそれは。アンダーアーマーまでならともかく、ユニフォームやスパイクは流石に持ってないし、買いに行くのも論外。もうちょっと気合に入る格好をしろというニュアンスなのか?

いや待て早計ある。普段こなす筋トレや、一日の長があるバドミントンならまだしも、基本的に豊さんは運動音痴です。正直キャッチボールも怪しい。なんかボールが上に行くんです上に。すごい山なりになるんです。なんでなんですかね。

とまぁそんなレベルですので、もしかしたら「運動下手なくせに運動する格好で来るな」という意味なのかもしれない。冷静に考えたらそっちだろ。最初っから運動する気のない格好でくればチームに組み込まなくて良いから勝率が上がるという話か。

もうここに来て豊さんがソフトボール大会に参加する意義が全くもって霧散したのですが、ようござんす。楽できることに越したことはないでござんす。今年は小生、応援に徹しましょう。

…でも一応意味の取り違えが怖いから、荷物の中に運動用のウェアを入れて、チノパンにスニーカー、上はシャツに軽いジャケットぐらいの格好で臨みました。

ま、何がいいたいかと申し上げればですね、TPOとは逃げの一手なわけです。保険をかけて無難に走る。TPOとは、時と場所と場合に合わせるのではなく、考えられる不足に対応できるだけの備えを確保しておくということです。下っ端はそれくらいの気概で。

会社の最底辺でカブトガニのように目立つことなく生きている豊さんとしましては、波風立たせないことが第一なわけです。チキンと笑わば笑うがいいさ。カニだけどね。天然記念物だけどね! おいしいけどね!!! カブトガニ!!!!

なんで力説に至ったのかは自分でもよくわからないんですが、ひっそり生きるの大好き人間は、そこかしこにいるもんですしね。


…ああ、そういえば結局ソフトボールがどうなったかと言われれば。

「お揃いのユニフォーム作ってやったぞガハハ、一人2,000円な。格安だろうグハハ」

もうホントこいつの頭カインにかち割れればいいのに。

ぺらっぺらの生地で作られた真っ白なTシャツを手に、死んだ魚のような濁った目をして愛想笑いを浮かべる企業戦士の鑑。

世の中は、お世辞と妥協と愛想笑いで回っています。