月刊ハコメガネマガジン

好物はカレー。

本日は通勤途中に2回滑った話

今年の冬は寒いらしい。


もう1月も終わり、2月に入ろうかというこの時期に一体何を今更のたまっているのかと訝しげな視線を向けられる諸兄、貴方は正しい。私とて今更何を言っているんだと自分でも思う。

暑さに弱いからと言って寒さに強いわけではない。そんなことは自明の理である。暑いのが好き、寒いのが好き、と言うのは個人の嗜好の範囲であり、それ自体に是非を唱えるつもりは毛頭ない。北海道で寒中水泳だろうが、沖縄で火鍋を食おうがそれは個人の自由である。だが私は思うのだ。人間の体は、極度の温度変化に耐えれるようにできてはいないと。

「暑ければ暑いほどいいんだよ。そんだけ暑い中で中本の北極ラーメン食って盛大に汗をかく。究極のストレス解消法じゃないか!」
「寒いだけじゃないんだよ。寒いと空気が澄んで、遠くの星もきれいに見えるんだから!」

わかった。わかったから落ち着くが良い。

そも、一昔前の我慢大会のような企画が無くなったのはなぜなのかと一言。空気が澄む、という感覚はわかる。だが、遠くの星が見たいのならば、街頭や明かりの少ない山奥に行くほうが確実ではないのかと二言。いや、否定したいわけではない。快感もロマンも存じてはいる。

「「だからお前も一緒にやろうぜ!!!」」

存じてはいるが断る。


ようやく話を戻すと、ここ近年暖冬と呼ばれていたのだろうが、今年の冬は例年に比べて寒い。「去年こたつ出したけど殆ど使わなかったし、こたつ出すと掃除するのが面倒くさいから今年は着る毛布だけで過ごすか」と12月の頭に考えていたのだが、そんな考えを木っ端微塵に打ち砕かれたのは記憶に新しい。油断してたら風邪を引いた。インフルエンザじゃなかったが、久しぶりにしんどい風邪を引いてしまった。

年が明け新年になり、その寒さは増す一方である。都心は雪で交通が麻痺し、広島も中心街はそうでもないが、私が住むような片田舎は毎日のように雪が降る。幸い、出勤困難になるようなレベルで雪が積もるようなことはないのだが、いやらしく路面凍結するレベルには降ってくださる。おかげで毎日通勤が面倒で、さらに言えば布団から出たくない。

夏の寝苦しい夜と、冬の起きづらい朝。どっちがマシかと言われれば、冬のほうがマシではあるものの。

百花魁、梅の花が開くような春は、まだまだ遠いように感じる。