気象予報士のお姉さんはすごいガードが硬いか、ノーガード戦法かの二極化しているという話
今年一番の暑さです、と一年に何度もニュース欄に文字が踊ることに違和感を覚えるのは、自分の日本語能力が乏しいからなのだろうか。
いやうんまぁ、気象予報士の皆さんの苦労は推して知るべしであろうとは思う。ここ近年の「異常気象」と呼ばれる事態に直面してなお、未来視の如き天気予報を行わなければならないのだから。
そういった状況だから、とりあえず昨日までの気温を超えそうだなーという段階で、今年一番の暑さです、という表現を使うのは至極当然のことなのかもしれない。別に嘘を言っているわけではないからだ。未来が不確定な以上、「昨日までの気温を上回る」可能性がある以上は、「今年一番の暑さ」になる可能性があるのである。あくまで予報だし、明日以降更に暑くなるかもだけど。という可能性を言外に含んでいるのだろう。そういった事情は理解できる。
今年一番の暑さ、という表現には、そういったニュアンスが含まれている。のだろうと思う。いや申し訳ない。ここまで書いといてなんだが、これは自分の推測なんで、全部を全部鵜呑みにしないでほしい。注釈が遅い。
問題は、だ。「今年一番の暑さ」といいう言葉尻を捕まえて、鵜呑みにして、「今日耐えられたならこの夏は大丈夫だろう」なんて思うやつがいるかも知れない、という話だ。
いるかも知れないなんていう仮定型ではなくて、実際にいたからこんな話をしているのだが、今の御時世、テレビも新聞もパソコンもなくて、情報入手はスマホだけ、しかもそのスマホもソーシャルゲームとLINE専用機で、ニュースサイトとか全く見ない、みたいな人は結構いると思うのですよ。
そんなやつが、立ち話の雑談で「今年一番の暑さだってさー」みたいな言葉を聞き、それを真に受け、その日を基準に生活していたら、あっさりと今年一番の暑さが更新され、めでたく熱中症になった、という話である。
具体的には、エアコンの温度だったり、水分の補給量だったり、休憩のタイミングだったりというところだが、ちょっと考えれば、その日その日体調だって変わるわけだし、闇雲に「基準」を信じすぎるのは危険だってことは分かりそうなものだが、ちょっと考えるべき言葉ではあるよなぁと感じた次第である。
一端の社会人ならもう完全に自己責任、命に別状がなかったのがせめてもの救いではあるものの、熱中症になってしまった彼は順調に有給を病欠扱いで減らしていく。どうせ使う予定がないからちょうどよかったよはははと笑う彼は現代社会に毒されすぎていると思うのだが、一方で免疫力や判断力が低い子供もいるという事実。
「今年一番の暑さです」という言葉は、「今年一番の暑さとなる可能性があります」という言葉と同義である。というより、ニュースで美人の天気予報士さんが言っているのはまず間違いなく校舎の言葉だと思うのだが、人から人へ伝わる言葉は、かくも変化しやすいものであるということだ。
ちなみに、僕の最近の一押しの天気予報士さんは、松雪彩花(@ayaka196196)さんです。
かわいい。