大晦日にて
あっという間に大晦日。あっという間に2016年が終わろうとしている。
年をとると月日の流れが早く感じるとはよく言ったもので、その言葉には諸手を挙げて賛成する。思うに、新鮮な驚きが少なく、日々を「繰り返す」ことが加速感を煽っているのだろうと思う。
勘違いしてほしくないのだが、それが悪いことだとは思わない。と言うより、月日が早く流れることを悪だと思ったことはない。と言うよりその問題は善悪では計れまい。尺度がそもそも違う。
ともかく。とりあえず今年も。無事に2016年を終えることができた。正確にはまだ後6時間ほどあるが、まあ大きな問題は起こるまい。
振り返ってみれば、挑戦に挑戦を重ねて、まぁ案の定後に残るものは話のネタにすらならない程度の籾殻なわけだが、それもまた私らしいと言えば私らしい。
来年もまた、身の程を知らずに大きくジャンプして着地に失敗してコケるのだろう。もしかしたら骨折とかするかもしれない。積極的にはゴメンだが、結果としてなるならまあ仕方がないか。
仕方ない。飛んだ先の景色を見てしまったら、人はもう一度飛んでみたくなるものだ。
need to know.などとキザにカッコつける姿に憧れないでもないが。
ダメだ。「バカになること」と知ってしまった人間は、もう戻れやしない。
バカは死なななきゃ治らないって、そういうことなんだろう。
良い年を。