月刊ハコメガネマガジン

好物はカレー。

盛者必衰の理をあらはす話

スタバが、陰りを見せているらしい。


先日スタバオシャレスポット説を大衆に向けて発信した所、随分とその話題に触れていただき、嬉しい限りである。

が、その話題がことごとく「今更スタバとか」「今はコスパ考えてドトールタリーズよ」「キャラメルマキアートモカフラペチーノって何」「スタバはうるさくてゆっくり出来ない」「カフェモカキャラメルフラペチーノじゃないの」「スタバ高い」「ねぇカフェモカキャラメルフラペチーノだよね」と、随分マイナスの評価が「カフェモ」五月蝿い。ニュアンスが伝わればいいんだあんなもん。

とまあ、人気に陰りが見え始めているようなのだ。特に三十代四十代のお姉さま方については酷評をいただいているようだ。私の周りだけかもしれないが。

曰く、
・スタバが増えすぎた
・(昔に比べて)サービスの質がいまいち
・客層が若くなって店内が五月蝿い
・やっぱ高い
らしい。随分と身勝手といえば身勝手である。

だが、少なくとも否定はできないだろう。おっかなびっくりで未だにスタバに入ったことがないからこれだ、と断言は出来ないが、一昔前に比べてスタバは増えた。店舗が増えれば必然的に店員も増え、質も平均化されるだろう。そりゃもう自明の理だ。防ごうと思ったところでそう簡単な話でもない。

値段的な話にしてもそうだ。質や多様性を売りにしているところはあるが、客層としては一定以上の質が確保されればあとは値段の問題になってくる。ライバル店の企業努力もあるので一概には言えないだろうが、コスト意識の高い客層が離れていっているのは確かだろう。

一昔前の出来るサラリーマンがコーヒーを飲みながらノートPCで仕事をする図というのは、昔の話。ノートPCがタブレットになり、スタバでない他の店でも電源を確保することが出来るようになった。他の条件が同じなら、お金の掛からない方に人が流れるのは世の常である。倹約家ならなおさらである。

が、一方で、客層が変わったとはいえ、未だに長蛇の列が出来て賑わっているスタバがあることも事実だ。季節限定のドリンクも魅力的だろう。先の話であった「オシャレスポット」としてのスタバは健在だと思われる。だってスタバのカップ持ってたらかっこいいじゃない。スタバのグッズセンス良いじゃない。高いけど。

まあ、私個人としては、あんまりああいったカフェというかコーヒーショップに入ってダベることはあまりなく、イヤホンで音楽聴きながら一人読書をするぐらいなので、あまり関係はないといえば関係ないのだが。

人の視線が気になるタチなので、やっぱり敷居は高いのかもしれない。

ベローチェとかがしっくり来る。(庶民)